719系 東北地方を支えた近郊型電車
719系
令和2年(2020年)5月、仙台地区から719系0番台が運用離脱し、姿を消しました。
719系は、455系などの急行型車両で運用されていた仙台地区の普通列車の後継として平成初期(1990年頃)に製造されました。
長きにわたって東北地方の各地域で活躍しましたが、近年になって徐々に活躍の場を狭めつつあります。
今回はそんな719系の勇姿を動画にまとめました。
719系総集編
本動画では、すでに運用から離脱した0番台の仙台地区(東北本線、常磐線)、磐越西線、秋田地区(奥羽本線)の他、いまも活躍する5000番台は奥羽本線(山形線)、700番台の走るカフェ「フルーティアふくしま」を収録しています。
719系は、仙台地区や磐越西線(一部)では赤・白・緑、磐越西線では赤・黒、秋田地区ではマゼンタ、奥羽本線(山形線)ではオレンジ・白・緑の帯をまとっています。
なお、奥羽本線(山形線)5000番台は、JR車両としては珍しい標準軌車両です。
番外編 フルーティアふくしま
719系を改造して登場した列車「フルーティアふくしま」は、列車で移動しながらスイーツを楽しめるリゾートトレインです。
1号車はショップやドリンクバーに、2号車は落ち着いたカフェとなっており、季節のスイーツやドリンクを楽しむことができます。
冬は郡山~仙台、夏は郡山~会津若松を1時間程度で結ぶ列車であるため、他のクルーズトレインよりも気軽に楽しめることも魅力です。
郡山~仙台間では、天気が良ければ蔵王山を望むことができます。
ふくしまの人気店「fruits peaks」のスイーツを楽しめることから、車内には女性客が多い印象です。
鉄道好きでなくても楽しめる列車なので、一度体験してみてはいかがでしょうか。